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獅子返し
2016.10.11
「うちの地元では、秋のお祭りでふんどしになるよ。」
この春越前市に移住する前に、妻から聞いていた「獅子返し」。先日、何も分からないまま、勢いだけで参加してきました。
「獅子返し」は南中山地区の伝統行事(集落ごとに異なる)で、大雑把に言うと、獅子の頭を持って町内を練り歩き、家を新築するなどおめでたいことがあった家の前で舞い踊り、神に奉納する神事です。
元々は獅子の頭を作り、それをかぶって村を荒らすイノシシを追っ払ったことに由来するという。昔は家の中まで入って大暴れすることもあったそうです。(神様のやったことなので…と大目に見ていたらしい)
私の出身は県外で、住んでいたのは核家族の多い住宅地。今立とは全く違う環境で、地域の結びつきも強くありません。今回から飛び入りということで、多少不安でした。
ところが、直前に諸先輩方から軽くレクチャーを受け、実際に中に入ってやってみると意外と面白い。(だが、肉体的には結構キツい)
移住して来る人にはあらゆるものが馴染みのないものですが、肌で感じてみれば、すんなりと入っていけるものですね。ちなみに初めて履いたふんどしですが、しっかり食い込ませれば、意外と暴れても脱げません。
新たな世界を見た一日でした。
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