福銀IJU課から6人目のインタビューはこの人です! まずは自己紹介をお願いします。
福井銀行武生支店のきえです。出身は鯖江市。武生高校、滋賀県の立命館大学を卒業した後、昨年4月に福井銀行に入りました。
昨年4月からということは1年目ですね。先日の無量小路さんも立命館大学でしたよね。そのことも含め、学生の時のことについて教えてください。
福井銀行で同僚の無量小路さんは2年先輩で、高校も一緒でした。大学では学部学科もまったく一緒だったんですが、まったく気付かず、4月に入行してから初めて知ったんです。
大学は経済学部経済学科でした。私が高校生の頃にリーマンショックがありました。その頃はテレビや新聞ではそのニュースばかりで、アメリカの一企業による出来事が、全世界に波及することに、その時とても強く興味がわきました。経済に興味を持ったきっかけとしてはこのことがとても大きく、大学では経済を学びたいという思いを割と早い段階で固めていました。
大学ではその中でも金融政策について専攻しました。日銀の政策のことなどを学んだのですが、今の銀行業務に直結して役に立っているかというと、実はあまり関係が無かったりします(笑)。
自分の興味をしっかり定めて大学進学したというのは、素晴らしいですね。勉学以外ではどのような経験をされましたか。
サークル活動は特にしませんでした。アルバイトを頑張って、サークルの時間が無かったというのもあります。塾講師、居酒屋、スポーツ用品店のレジ係など、どれも学生時代にしかできない貴重な経験だったと思っています。
一番楽しく、かつ影響を受けたのは居酒屋ですね。小さなお店で、厨房もホール係も両方やりました。そのおかげでお酒や料理の知識は以前よりも増えたと思います。
それと社会人のお客さんと話をする機会が楽しく、教わることもたくさんあって、早く社会に出て働きたいという思いも強くなりました。
学生時代のアルバイトも、社会勉強の一つとして大事な時間ですよね。
実家を離れての滋賀での生活はどうでしたか。
私が住んでいた場所は若い人が多くいて、そのため若い人向けのお店も多かったので、とても活気がありました。それと無量小路さんも言っていたことですが、都市部へのアクセスが良くとても便利でした。買い物などに行くのは専ら京都で、電車で20分ほどでしたね。ちなみに同じ県内では竜王にアウトレットモールがあるんですが、竜王より京都の方がずっと近かったです。
都市部に近かったとは言え、滋賀はやはり車社会で、生活圏内の移動は車などが無いと不便でした。私を含めた学生も、大体が原付などを持っていました。その辺りは越前市と感覚的に近いところがありましたね。
それと滋賀県は、湖北だと福井と同じくらい雪が降ります。私が住んでいた南の方はあまり降らず、積もることもありませんでしたが、風は強く、寒さは厳しかったです。
滋賀県で学生生活を終えた後は、迷わず福井に戻ることに決めたのでしょうか。
独り暮らしは自ら望んでのことだったのですが、時間が経つにつれて、自分は独り暮らしに向いていないなーって感じました。家に帰ってから話をする家族がいないのは寂しいですし、その寂しさを感じたまま慣れない社会人生活に突入するのは不安でした。
地元に帰り、結果的に家族が近くにいる環境で社会人を迎えることができたので、だいぶ安心できました。それと私が居ない間、両親も寂しそうでしたし、帰ってきて良かったです(笑)。
地元が一番安心しますよね。福井で就職することに決め、その中で福井銀行を選んだ理由を教えてください。
就職活動はもちろん福井銀行だけでなく、いくつか県内の企業を受験しました。業種はあまりこだわらず、こだわったのはお客様と接する仕事ということでしたね。先ほどお話したアルバイトの経験が大きいと思います。
ちなみに、経済学を学びましたけれど、銀行とは言えあまり関係なかったように思います。実際、様々な経験や勉強をされた方が福井銀行にはいらっしゃいますし、自身が最終的に福井銀行を選んだのもそういったところが気に入ったからでした。
銀行は経済学部出身の方ばかりだと思っていました。確かに、経済の知識よりも接客業としての「おもてなし」の心の方が大事なのかもしれませんね。
それでは、今の銀行での仕事について教えてください。
担当は預金窓口です。銀行に来てくださった際、真っ先に目につくカウンターに座っています。来店してくださった方とまずお話をさせていただく、そのお店の「顔」とも言える仕事です。
入行から3年間はジョブローテーションで様々な業務を経験するので、大体3ヶ月で別の業務に変わります。窓口の前は処理業務で、直接的にはあまりお客様と関わらない仕事でした。
通常の仕事と同時進行で大変だと思いますが、IJU課で取り組みたいことはありますか。
最近、武生駅前のマクドナルドがなくなっていることを知って、ショックでした。今の高校生は放課後、どこにいるんだろうって。高校生ら若者が集まれる場所、試験勉強をしたり、他愛のないおしゃべりをしたり、お祭りとかではなくそんな日常での居場所を作れたらと思っています。やっぱり駅前は街の拠点なので、駅の近くで、お金がかからずに過ごせる場所、そんな場所を作るお手伝いができたら、と思っています。
なるほど。イベントなどの非日常を楽しむのも大事ですが、日常における居場所は確かに大事ですよね。
インタビューも終盤です。前回インタビューの越前市役所IJU課チェブラーシカさんから質問です。福井銀行入行為後、仕事の中で嬉しい意味で一番驚いたことは何ですか。
まさにこの、IJU課としての活動ですかね。銀行を離れた地域での活動、銀行以外の人達とこんなに交流があるとは思っていませんでした。市役所の人達と仲良くなるなんて考えていなかったですしね。地域で知っている人が増えてきたので、例えば市役所の人が銀行の窓口に来てくださるととても嬉しいです。
仕事をしているその地域を大事にしていきたいですね。最後に、次のインタビューを指名してください。また、その人への質問をお願いします。
越前市役所IJU課の課長 橋本さん、よろしくお願いします。橋本課長はスポーツ観戦が好きだとお聞きしました。「好きな海外サッカーのクラブチームとそのチームへの情熱を語ってください」。
次の橋本課長は、越前市役所IJU課ではトリになります。
きえさん、ありがとうございました!